気孔と日焼け、葉焼け

光合成プロセス中の気孔についてご紹介します。

様々な栄養素の吸収口である「気孔」を通じて円滑な光合成が行われた結果、

デンプンを生成して成長することができます。

高濃度の二酸化炭素に晒されることで気孔が閉じる事例の他、乾燥による水分不足や温度上昇があります。

CAM植物に分類されるサボテンやパイナップルは例外的に昼間は気孔を閉じて夜間に活動を行います。

植物体内の水分を外へ逃がさないようにするために気孔が閉じられます。

つまり、CO₂が取り込めず光合成が行えなくなりますが、光エネルギー自体は葉緑体を通じて吸収されて、植物体内に蓄積されます。

蓄積された余分な光エネルギーは葉緑体で活性酸素を作り出し、様々な科学反応により細胞にダメージを与える場合があります。

また、活性酸素によるダメージをビタミン類を使用して回避する代謝システムがありますが、水分不足が続いて活性酸素の代謝が追いつかなくなることで、日焼けや葉焼け、最悪の場合に植物が枯れてしまいます。

気孔についてのご紹介でした。

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