光合成に必要な光の単位
光合成の観点から、光の単位についてご紹介します。
ルクス(光束)やルーメン(照度)、カンデラ(光度)は主に人が室内照明等の明るさを見た目で判断することに適した単位で測光量と分類される光の明るさを計測します。
光には波長と呼ばれる赤から青までグラデーションされる色があり、植物は光の色に敏感で赤系統の光は花や実の形成、青系統は芽、茎の形成に影響がありますがこの放射量として分類される光のエネルギー量単位の波長は計測されず、例えば人が目視して太陽光よりも眩しいと感じる強い光の下でも植物が光合成するとは限らないのです。
PPFDと呼ばれる単位は測光量と放射量の両方を考慮した測定により、光合成に必要な数値の計測が可能です。
世界的に規模が拡大している植物工場ですが、使用される植物用ライトはPPFD単位で測定されることが多い印象です。
近年の猛暑による葉焼け被害や日照不足による育成不良等の天災による課題があります。
対策の1歩目として光合成に必要な光の単位についてのご紹介でした。