空の産業革命2018 レベル1~4
「空の産業革命に向けたロードマップ2018」から飛行レベルについてご紹介します。
ドローン(無人航空機)について2015年官民対話では早ければ3年以内にドローンによる荷物配送を可能にする目標が示され、無人航空機の目視外及び第三者上空等での飛行に関する検討会が設置され、「空の産業革命に向けたロードマップ 」を使用して様々な観点から議論が進められています。
補足資料による概要では”小型無人機による「空の産業革命」に向けて、2018 年頃から無人地帯での目視外飛行(レベル3)、2020 年代前半から有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(レベル4)による小型無人機の利活用を本格化させる。それらの目標を達成するために必要となる技術開発と環境整備を、国際的にも連携しながら、官民が一体となって進めていく。”と解説されています。
政府が定義する「空の産業革命」とは
小型無人機の飛行する領域がレベル1、2からレベル3、4へと広がり、多様な産業分野の幅広い用途に小型無人機が利用されるようになることで、小型無人機による空の活用を通じて、産業、経済、社会に変革をもたらすことと考えられる。将来的には、多数の自律飛行する小型無人機が空を飛び交って、都市における物流などの様々なサービスを提供する社会が実現することも想定される。
出典:小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議 2018年6/15
小型無人飛行の「無人」の定義をレベル1~4に分類して定義付けしました。
レベル1 目視内での操縦飛行
レベル2 目視内での自動・自律飛行
レベル3 無人地帯※での目視外飛行(補助者の配置なし)
※ 第三者が立ち入る可能性の低い場所(山、海水域、河川・湖沼、森林等)
レベル4 有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置なし)
活用例別に見る無人飛行の例
レベル1
農薬散布
・ 映像コンテンツのための空撮
・ 橋梁、送電線等のインフラ点検
レベル2
・ 空中写真測量
・ ソーラーパネル等の設備の点検
レベル3
・ 離島や山間部への荷物配送
・ 被災状況の調査、行方不明者の捜索
・ 長大なインフラの点検
・ 河川測量
レベル4
・ 都市の物流、警備
・ 発災直後の救助、避難誘導、消火活動の支援
・ 都市部のインフラ点検
空の産業革命ロードマップ2018のご紹介でした。
#空 #革命